「チェーン店はみな同じ」はもう古い?! 広がる限定メニュー続々ヒット(産経新聞)

 外食チェーン店のメニューはすべて同じと思うなかれ。不況の中、好調な売り上げをみせる会社には共通点がある。「限定メニュー」だ。地域限定、店舗限定、期間限定など限定の範囲は異なるが、「限定品」が客の“消費マインド”を刺激。話題性の高まりでリピーターが増え、売り上げにつながっているようだ。(道丸摩耶)

 ◆期間も店舗も限定

 「420円は他のメニューより高いけれど、一度食べてみたかったので…」

 都内の男性会社員(33)がこう話すのは、日本マクドナルド(東京都新宿区)が今月15日から販売している期間限定の新商品「テキサスバーガー」だ。アメリカの4都市をイメージしたバーガー4種を期間限定で販売する「Big America」キャンペーンの第1弾。発売後初の休日となった17日には、全店の1日の売上高が計28億1180万円と過去最高を更新。急遽(きゅうきょ)1日の販売個数を限定とした。

 実は「テキサス−」の販売はこれが初めてではない。今月8〜11日までの4日間、キャンペーンのバーガー4種が約220店舗限定で先行販売されていた。1店舗に付き1種しか取り扱わないため、4店舗を回る客も続出。話題をまいた後、全店での期間限定販売が始まった。

 同社によると、こうした「店舗限定」先行販売は平成20年11月の「クォーターパウンダー」発売時に導入された。今回のように、複数商品を一気に先行販売するのは初めてだという。

 ◆違うのが当たり前

 限定メニューで思い浮かぶのは、中華チェーン「餃子の王将」だ。全国に約550店舗を抱える「王将フードサービス」(京都市山科区)の売上高は、29カ月連続で前年同期を上回る好調ぶり。その「王将」の特徴の一つが、店舗ごとの独自メニューの存在だ。

 「独自メニューは創業時から。当社のDNAのようなものです」と鈴木和久経営企画部長。売り上げの9割を占めるのは定番メニューだが、「チェーン店とはいえ立地や文化により客層は異なる。メニューも違ってこないのがおかしいんです」との信念の下、各店に限定メニューがある。

 横浜市中区の「餃子の王将桜木町店」では、6〜7種ある独自メニューが好評だ。創業時の味を再現した「復刻酢豚」(525円)はケチャップベースの通常の酢豚と異なり、しょうゆベース。徳江俊哉店長(28)は「各店の個性を出せるのがメニューや接客。一軒の中華料理屋として楽しんで帰ってもらいたい」と話す。

 こうした限定メニューについて、フードジャーナリストのはんつ遠藤さんは「チェーン店の数が増え、店舗当たりの売り上げが減る中、限定など独自性を出さないと生き残れない」と分析。「誰もがインターネットで情報発信するようになり、店のファンを獲得することが必要になってきた。限定品は話題となり、リピート率も高まる。『限定ブーム』は行き詰まりを打破する手段の一つだろう」としている。

                   ◇

 ■ご当地メニューも広がり

 「限定メニュー」を出す動きは広がっている。

 カレーチェーン「coco壱番屋」を展開する「壱番屋」(愛知県一宮市)は昨年6月ごろから、以前からあった地域限定メニューをさらに絞り、「店舗限定」を実施。「三島コロッケカレー」(静岡県三島市の三島萩店)や「下仁田ネギ鍋焼きカレーうどん」(前橋市の前橋荒牧店)など、ご当地メニューを期間限定で販売している。

 同社は「1000店舗に1000通りのメニューがあってよいと考えている」と話し、今後も限定メニューを増やしていく考えだ。

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