挙式前に、尿再生水で乾杯=環境デー、水の大切さ訴え―神戸(時事通信)
浄化した尿で乾杯―。世界環境デーの5日、水の大切さを訴えようと、結婚式を控えたカップルが尿を再生した水で乾杯するユニークなイベントが神戸市中央区のホテルで行われた。
イベントに参加したのは、26日に結婚式を予定している大阪府藤井寺市の会社員渡辺誠さん(24)と宮崎梨重子さん(26)。ホテル内の教会でタキシードとウエディングドレスに身を包み、乾杯のかけ声とともに、お互いの再生水を恥ずかしそうに飲み干した。
誠さんは「どんなことがあっても乗り越えられるようにと思って参加した。臭みもなく、普通の水よりおいしいくらい」。梨重子さんも「緊張したけど、やってよかった」と笑顔で話した。
1995年の阪神・淡路大震災で被災し、水の大切さを痛感したという神戸市灘区出身の寺井広樹さん(29)が企画。宇宙飛行士の若田光一さんが、尿の再生水を宇宙で飲んでいる映像を見て思い付いたという。
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